ゴムの締め付けによるかゆみの原因と対策
乾燥する季節になると、下着の締め付け部分がかゆくなることはありませんか?そのかゆみは「機械的蕁麻疹(じんましん)」かもしれません。今回はゴムの締め付けによるかゆみの原因や対策方法をご紹介します。
1. ゴムの跡がかゆくなる原因
ブラジャーの紐やホック、ストッキングやタイツのウェスト部分、パンツの線、靴下などのゴムの締め付け部分に、かゆみが現れやすくなっています。これらのゴムの跡がかゆくなる原因は、下記2つの要因が重なることが原因です。
1)長時間の締め付けが、皮膚に刺激を与えてしまうため
2)肌が乾燥しているゴムアレルギーを発症した
急にかゆみが発生するのは、肌が乾燥したりアレルギーが発症することで、これまでは耐えられていたゴムの刺激に耐えられなくなることが原因です。
これまでと同じスキンケアをしていても、年齢と共にハリや肌水分量が衰えて、肌は乾燥しやすくなります。また、ゴムアレルギーはケースとしてはあまり多くはありませんが、花粉症のように大人になってから急に発症することがあります。
2. ひどくなると発疹やじんましんに
たかがゴムの締め付けによるかゆみだと思って放置すると、湿疹が悪化したり炎症の範囲が広がることがあります。
悪化した場合の症状例としては、強いかゆみが現れる「結節性痒疹(けっせつせいようしん)」です。結節とは豆粒大の発疹のことで、発症すると蚊やブヨに刺された跡やミミズ腫れのような症状が現れます。夜も眠れないほど強いかゆみが出ることもあり、そのまま掻いてしまうと慢性化して症状が数年~数十年かかることもあります。
3. ゴムの締め付けによるかゆみの対策方法
じんましんが悪化したり、慢性化する前に早めに対策しましょう。下着などのゴムの締め付けによるかゆみの対策方法をご紹介します。
締め付けや刺激の少ない衣類を
一番の解決方法は、原因となる刺激を除去することです。
下着の締め付けが強い場合は、ワンサイズ上のものを着用しましょう。ユニクロのシームレスの下着はゴムの負荷が少ないく、肌が弱い方におすすめのデザインです。
また、無印の木綿製の下着は、肌への刺激が少ない素材になっているため、肌の弱い女性からも人気です。
肌をごしごし洗わない・バスタオルでこすらない
肌は横の刺激に弱いため、お風呂ではごしごし洗わず、泡でやさしく洗うようにしましょう。また、バスタオルもこすらずに、上からポンポンとたたくようにして、水分をとりましょう。
規則正しい生活
じんましんは体調と密接に関わっています。日頃から睡眠時間を確保し、栄養バランスのとれた食生活を心がけましょう。腸内環境を整えることで免疫力がアップするので、ヨーグルトを毎日食べることをおすすめします。
体に保水
クリームやオイルなどの保湿剤を使って保湿しても、乾燥が良くならない場合は、保湿する前に化粧水で保水することをおすすめします。保水することで、肌の奥までしっかりうるおうことで、乾燥によるかゆみが落ち着きます。
湿疹やかゆみに効果的なハーブ「カレンデュラ」が入った「メルシーケア」が、肌の奥まで潤いを与えてかゆみを鎮静化するのでおすすめです。
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